銀行員にとって大切なこと
先日、私の勤めている銀行の中では順調に偉くなっている方の話を聞く機会がありました。
その方が言っていた銀行員にとって大切なことについて、少しだけ書きたいと思います。
◇銀行員、特に法人を相手に融資をする銀行員にとって大切なこととは。
①お客様の立場で物事を考えること
②お客様に興味を持つこと
①銀行員は融資をする立場であり、お客様は負債を抱える立場。銀行の行う提案などは基本的に将来に渡って負債として残るものが多いです。銀行員は貸出残高が成績となるので、とにかく借りて欲しい一心。でも、お客様はその負債と長く付き合わなければならない。
この意識、お客様を慮る思慮深さが有れば、自然と提案する際の言葉選びも変わるということ。「こちらのことを考えてくれている」とお客様に感じていただけるかが大切。
②全ての営業に通ずることかもしれませんが、良い提案をするためには、お客様の課題や困りごとを理解することが重要。課題は何か、何が必要なのか、これらを明らかにするにはお客様を良く知らなければなりません。良く知るためには、興味を持って、少年のように貪欲にお客様に関する情報を集める。この無邪気さが大切。
以上、言葉も纏まらず書きました。
私は非常に勉強になったと思っています。
顧客第一とは良く言われますが、それを本当の意味で実践することは意外と難しいものです。
最後に、半沢直樹に代表されるように銀行は弱肉強食、上司の失敗は部下のせい、部下の手柄は上司の手柄という文化があると良く言われます。確かに、そのような部分があるかもしれません。
ただ、最近感じていることは、やはり上に行く方の人間性や人間力は素晴らしいということ。
銀行員である前に1人の人間であるということですね。